サイクリング

初心者必見!サイクリング入門編として知っておきたい基礎知識まとめ

サイクリングは初心者でも気軽に楽しめる趣味。

自転車をこぎだせば始められますが、自転車メーカーのスポーツバイクや装備を整えて本格的に始めようと思うと、ある程度の知識が必要です。

そこで、「サイクリングを始めてみたい…」「もっと本格的にサイクリングをしたい!」と考えている初心者の方のために、ワンランク上のサイクリストになるためサイクリング入門として基礎的なポイントを解説していきます。

ロードバイク選びのポイントを解説

本格的にサイクリングを始めるためには自転車が必要不可欠です。

しかし初心者の方なら、「シティサイクルしか乗ったことがない」という方も多いもの。

初心者でも失敗しないスポーツ自転車やロードバイク選びのポイントを解説します。

ロードバイク選び

街乗りならママチャリでもOK!変速機搭載ならなお便利

地元での街乗りや通勤用であれば、ママチャリや折りたたみ自転車をはじめとするシティサイクルで十分です。

街中の散策中に買い物をしても、かごがついているので荷物の置き場所に困ることもありません。

街中を走るだけならスピードは要求されませんが、変速機能が搭載されているモデルならより快適に走れます。

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スポーツサイクルは用途や目的にあわせて選ぼう

シティサイクルではなくスポーツバイクを購入する予定なら、用途や目的にあわせて最適なタイプを選ぶことが大切です。

スポーツバイクには次のような種類があります。

種類 重視される性能 特徴
ロードバイク スピード タイヤが細くスリップしやすいため日常使用には不向き
マウンテンバイク 走行性能 舗装されていない道路も衝撃なく走行可能
クロスバイク スピードと走行を両立 ロードバイクとマウンテンバイクの中間にあるオールラウンドなタイプ

バイクは上の表のように、種類により性能と特徴が異なります。

ご自身がどのようなサイクリングを楽しみたいのかを明確にし、適切な種類の自転車を選びましょう。

初心者の方が本格的にサイクリングを始めるなら、まずはロードバイク入門セットをおすすめします。

ネットでの購入はNG!メンテンナンスのため自転車屋で選ぼう

自転車は購入した後、定期的なメンテナンスを受けることが大切。

そのため、ネットではなく近場の自転車屋さんで選ぶことをおすすめします。

ネットではスポーツバイクを安く購入できますが、購入後に気軽にメンテナンスしてもらうことはできません。

通いやすい場所にある自転車屋さんで購入してください。

サイクリング初心者は入門用モデルを買う

サイクリング初心者にありがちなことが、気持ちが先走ってハイエンドモデルを購入してしまうこと。

高価なスポーツバイクやフレームから組み上げるオーダーモデルを購入したものの、趣味として継続できず、無駄になってしまったという事例は少なくありません。

また、前述のようにスポーツバイクはサイクリングの目的に合わせて選ばなければならず、知識に乏しい初心者のうちに購入すると、目的とは違う種類のバイクを選んでしまう可能性も。

最初はメーカーの入門用モデルを購入し、継続できると感じたらワンランク上の自転車を購入するようにしましょう。

サイクリング初心者が揃えるべき持ち物&装備

本格的にサイクリングを始めるなら、自転車を購入するだけでは不十分。

安全に、快適にサイクリングを行うためには、最低限、ご紹介する服装・装備・ツールを揃えるようにしたいものです。

初心者が揃えるべきアイテム

サイクリングに最適な服装は?

街乗りなら動きやすい普段着でも構いませんが、ロングライドやツーリングを行うには、サイクリングに適した服装を揃えることをおすすめします。

選ぶべき服装の基本は次の3つのポイントを意識してください。

ストレッチ性のある服装が基本

サイクリングはスポーツですから、ストレッチ性の高い動きやすい服装が基本。

ジーンズなどで長時間走行することは難しいので、生地が柔らかく、動きやすく、伸縮性のある洋服を選ぶことが大切です。

また、体にフィットする服装なら風の影響を受けず、走行が快適になります。

長時間乗るならサイクルウェアを準備

2~3時間を超える長時間のサイクリングなら、カジュアルウェアではなく、専用のサイクルウェアを準備した方が無難。

やはり風の影響を避けるために、体にフィットするサイズ感のものを選びましょう。

夜間に車道を走行するなら、車から見て目立つように、鮮やかなカラーリングで反射材がついているものがおすすめです。

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乗り心地改善にはパッド内蔵サイクルパンツがおすすめ

サイクリング専用のパンツは、下着をつけずに着用します。

そのため、長時間に渡る走行ではお尻がサドルにあたって痛くなってしまうこともしばしば。

乗り心地を改善するには、パッドが内蔵されているタイプのサイクルパンツが便利です。

必ず揃えておきたい持ち物&装備

サイクリング入門者が揃えておきたい持ち物や装備をご紹介します。

ご紹介するのは必要最低限の持ち物と装備ですが、準備しておけば確実に役立つものばかりです。

ヘルメット

事故に遭ったときに、自分の身の安全を守るために必要不可欠なものがヘルメットです。

外観上、かぶることに抵抗がある方もいるかも知れませんが、ヘルメットをしているか否かで、命が助かるかどうかが決まることもあります。

負担軽減のために軽量のものを選びましょう。

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サングラス

サングラスをせずにサイクリングをしていると、風やゴミ、ホコリが目の中に入ってしまうもの。

目にゴミが入ると、目をつむっている間に事故に巻き込まれる可能性が高まります。

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グローブ

サイクリンググローブは走行の確実性を保つためのアイテムですが、安全性を高めるためにも必要です。

長時間に渡りハンドルを握っていると手に汗をかきますが、グローブをしていれば滑ることはありません。

また、転倒した際に手を守るための保護具としても役立ちます。

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ライト・テールライト

自転車の前後についているライトは、道路を走るときに設置が義務付けられているものですが、自分の身を守るためにも必ず点灯させましょう。

自動車の運転手から見つけてもらいやすくなり、車との接触事故を防げます。

パンク修理用工具セット

サイクリング中にタイヤがパンクしたら、徒歩以外に移動する術はありません。

パンク修理用の工具セットは、何がなくとも必ず揃えておきたいもの。

レンタサイクルを利用する場合でも借りることができるので、使い方を覚え、必ず所持しておくことが大切です。

ボトルに入れた飲み物

サイクリングは体力とエネルギーを消耗するスポーツです。

脱水症状に陥って動けなくなることがないように、飲み物をボトルに入れて持っていきましょう。

ブレンダーボトルは、プロテイン摂取用がメインですが、様々なタイプが発売されているのでおすすめです。

長時間に渡り走行するのであれば、カロリーの高い補給食も用意しておくことをおすすめします。

サイクリングの持ち物

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初心者女性の自転車旅でも安心!入門用・サイクリングのおすすめコース

サイクリングに必要な服装・持ち物・装備を整えたら、さっそくサイクリングコースに行って走ってみましょう。

サイクリング入門コースとして人気の高い3つのロードをご紹介するので、レベルに合わせて挑戦してみてください。

おすすめコース

自転車旅行入門用として人気の「しまなみ海道」

「しまなみ海道」のメインルートは、初めて自転車で旅をするという方から高い人気を誇ります。

瀬戸内海の上を走っているときの景観の良さも魅力ですが、海道にはレンタサイクルターミナルが13ヵ所も用意されており、どのターミナルでも自転車の乗り捨てが可能。

そのため、自転車に疲れたらバスでの移動もできます。

レンタサイクルを利用すればご自身が走りたいところだけ走れ、トラブル対応システムも設置されていることから初心者の方でも気軽に挑戦できます。

温泉やグルメなど観光スポットも多い魅力的なコースです。

自転車用ロード完備の「国営昭和記念公園コース」

「国営昭和記念公園コース」は、約2時間で走れる東京都立川市にあるサイクリングコース。

レンタサイクルや自転車専用ロードが用意されているので、初心者の方でも人と接触事故を起こす不安なく安全に走れ、ロードバイク入門にも最適。

東京都内ではありますが非常に自然の多い公園で、四季折々の花々を見ながらサイクリングが楽しめます。

都内で手軽にサイクリングを楽しみたいという初心者の方は、まずは国営昭和記念公園に行ってみてください。

温泉も楽しめるロードバイク用の「熊野100kmライド」

「熊野100kmライド」は、自転車旅行者から高い支持を得ていますが、初心者向けとは言い難いルートです。

ある程度サイクリングに慣れてきて、ワンランク上のサイクリストになりたいという方の旅行用におすすめします。

熊野100kmライドはその名の通り、三重県から和歌山県にまたがる100kmの長距離コースです。

花の窟、七里御浜、獅子岩、熊野速玉神社など、数々の世界遺産を巡れるところが最大の魅力。

コース上には湯ノ口温泉もあるので、温泉に浸かってサイクリングでの汗を流すこともできます。

サイクリング初心者が知っておきたい基礎知識

初心者の方はご紹介したサイクリングコースを走る前に、サイクリングの基礎知識を知っておきましょう。

自転車をこぐことは想像以上に体力を消耗するものなので、安全に走るために意識したいポイントをまとめました。

最初の距離は「20km」を目安に走ろう

サイクリングの初心者の方は、まず「20km」という走行距離を目安にして走りましょう。

20kmを何回か走ってみて、物足りなくなってきたら徐々に走行距離を伸ばしていきます。

くれぐれも、最初から長距離ツーリングに挑むなど無謀なサイクリングは避けてください。

初心者の距離の決め方

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趣味としてサイクリングを楽しもうと思うと、「距離」の概念がよく登場します。 サイクリングコース情報には総距離が記されていて、サイクリストの方も自分が「◯◯◯kmくらい走った」とわかっているもの。 しか ...

基礎知識

出発前にコースプランを立てておこう

サイクリングではプランを立てる必要があります。地元の街乗りなら別ですが、遠出をするなら坂・橋・交通量などの道路状況や休憩所・トイレ・店舗の有無など、現地の情報をできる限り仕入れておくことがポイント。

仕入れた情報を元に自分なりのサイクリングコースをイメージし、プランを立てることが欠かせません。

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長時間のサイクリングなら補給食を忘れずに

長時間に渡るサイクリングをするなら、飲み物だけでなく補給食も忘れずに持っていきたいもの。

目安としては、走行時間が1時間程度なら必要ありませんが、2時間以上なら携帯しておくべきです。

カロリーメイトやソイジョイなどの栄養補助食品、ゼリー状のスポーツドリンク、パン、おにぎり、飴など、糖質を素早く補給できる食べ物が適しています。

サイクリングの補給食

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長時間に渡る本格的なサイクリングに出かけるなら、「補給食」は絶対に持参したい必需品です。 サイクリングの消費カロリーは大きく、特にロードバイクともなればかなりのもの。何も食べずに走り続けることは危険で ...

一定のペースで走り適度な休憩を取る

サイクリングでの疲労を軽減させるためには、一定のペースで走ることと、適度な休憩を取ることがポイントです。

軽い力でペダルを動かせるスピードを維持できるように、一定のペースをキープすることを基本とし、1時間に1回、10分間の休憩を取るようにすると、極度の疲労を避けられます。

女性の趣味にも最適!サイクリングは初心者でも気軽に楽しめる

サイクリング初心者の方に向けて、知っておきたい基本的な知識をご紹介してきました。

サイクリストとしてレベルアップしていくためには、細かな知識や技術も必要となりますが、サイクリングは難しい趣味ではありません。自転車に乗って走り出すだけで成立する趣味です。

サイクリング初心者向けのイベントも多々開催されていますし、女性の趣味としても楽しめます。

高速バスを利用すれば、休日に都心から日帰りできるコースもたくさんあるので、自転車旅行ガイドなどを参考に、初心者の方もぜひサイクリングライフを満喫してください。

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