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湿原ハイキングは楽しい!忘れてはダメなマナーと散策路を歩く理由

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夏のアウトドアといえば海や山が真っ先に思い浮かびますが、ちょっと目先を変えて「湿原」はいかがでしょうか。高所の湿原は名の通り水気が豊富で避暑地としても人気です。

湿原と聞くと、若者向けというよりはちょっと渋い大人向けな感じがしますよね。

山や海と違って、特に専用の装備がなくとも歩きやすい服装であればOKというところも親しみやすいといえます。

そこで今回は、そんな通好みの大人向けに湿原の歩き方をご紹介します。

そもそも湿原とは何だろう

湿原の定義は「淡水によって湿った草原」だとされています。

淡水の湿地も、泥炭の有無によってさらに「泥炭地」と「非泥炭地」の2通りに分類されます。

厳密な解説は割愛しますが、気候上日本の湿原は泥炭地に当てはまります。

一般的に植物が枯れて地面に落ちると分解されて土に還ります。ところが湿地や寒冷地では植物が枯れても分解されず、落ちた地点で堆積されていくことになります。

そして長い年月をかけて堆積された植物が湿地を埋め尽くし、形成しているのが湿原なのです。

湿原でのマナーと散策路を歩く理由

湿原は最初からそのような地質になっているわけではありません。

長い年月を経て形成されたもので、代表的な例を挙げると尾瀬ヶ原や八島湿原は8000年~1万年もの歴史があるとされています。

枯れた植物が堆積する速度は1年間で、何とわずか1mm程度。このため、不用意に踏みつけられると復元するのに時間がかかり、堆積のペースもさらに落ちてしまうことになります。

湿原に散策路や木道が整備されている理由はこのためです。来訪者が少なかったり、地質が丈夫であれば特に整備しない場合もあるようですが、原則として湿原を訪れる場合は整備された道を歩くのがマナーです。

また、同様の理由でカメラの三脚やストックを湿原に突き立てるのも厳禁です。どうしても撮影したい場合は木道に撮影器具を立てるのが暗黙の了解となっていますが、多くの木道は幅が狭いためくれぐれも周囲の迷惑にならないようにしましょう。

足元は油断禁物

湿原には湿気・水気がつきものです。

特に渓谷沿いの散策路は、水しぶきや周囲からの水のしみ出しがなどによって雨天でなくとも足元が湿っていたり濡れていることが多いです。

また砂利道の多い河原、大きな岩が転がっているような岩場では濡れた石や岩が滑りやすくなります。苔が生えている場合もあるでしょう。

その他、多くはないケースですが木の根が露出している場合、目立たない上に滑りやすいのでとても危険です。ふと気の抜けた時に軽い気持ちで足を乗せると、簡単にバランスを崩してしまいます。

木が滑りやすいといえば、実は木道であっても水に濡れると滑りやすくなるのです。整備された道だからといっても油断は禁物。雨や霧の日は特に不快感や疲労が溜まりやすく、注意力が落ちてしまいます。

平坦な木道であっても滑る可能性はありますし、簡単な段差でもつまづく恐れがあります。

水気がなく広い地点に出るまで、足元にはくれぐれも注意しましょう。その意味でも履いていく靴には注意した方がよいでしょう。

まとめ

以上、簡単に湿原の特徴と歩き方をお伝えしてきました。実のところ記事の内容はシンプルこの上なく、要旨は2点だけです。

1つは湿原の成り立ちを理解し、自然保護の観点からマナーを厳守すること。もう1つは地質の特性上、滑りやすいので足元に注意すること。たったこれだけです。

最初にお伝えした通り、湿原はとても敷居が低いのです。アウトドアというとスポーツの要素が入るように思いがちですが、このように観光の延長で楽しめるものもあるということですね。

登山だと準備が面倒だし、海だと肌を晒すのがイヤとお悩みの方、新たな選択肢として湿原を候補に加えてみてはいかがでしょうか。当記事が一助となれば幸いです。

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