登山・山歩き

登山ザックはシンプルで奥が深い!?初心者が買う前にチェックすべき使い方

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今回は登山用ザックを取り上げます。ザックについては登山道具の記事でも一度簡単に触れましたが、当記事ではザックのみにターゲットを絞り込み、より詳細な内容をご紹介していきます。

ザックの基本機能を把握しよう

ザックはリュックサックとは異なる、登山用のアイテムです。

単に背負えて荷物が入るだけではダメで、長時間の使用に耐え、ダメージやストレスに強く、なおかつ背負っても不快に感じさせない質感が必要です。

不快に感じさせないというと少々わかりにくいですが、具体的には歩行時にしっかり背中で固定され、負荷のかかる肩にかかる負担が少ないものであるということです。

また、長時間背負うことによってこもりがちな熱をうまく逃がす機能も必要です。

ザックが背中で正しく固定されない場合、歩行時には荷物が所有者の動きに遅れてついてくることになります。

つまり、何キロもの重りによって終始身体を左右に振り回される形になり、遠心力を伴うザックの動きは想像以上に所有者の体力を奪うでしょう。

やはり、所有者の動きに遅れることなくしっかりついてくるように作られた、登山用のザックが必要なのです。

また、放熱の仕組みも重要です。長時間ザックを背負ったままだと背中に熱がこもり、発汗につながります。

汗は体温の低下につながるため、発汗を抑えるためにも効率的に熱を放出する必要があります。

ザックの背面をメッシュ生地にしたり、通気性を確保するため溝を作ったりと、メーカーによって仕様やデザインは異なります。自分の好みでベストだと思うものを選びましょう。

ザック容量の目安は30リットル

ザックの容量は上を見れば50L、100Lと青天井ですが、それは山中で何日も過ごす上級者の話です。まずは30L程度のものを目安にしましょう。

なぜ30Lなのかというと、日帰りのレベルで25~30L程度、宿をとって1泊もしくは2泊のレベルで30~40L程度といわれているからです。

初級~中級者であれば3泊以上のプランを立てることは稀だと想定し、30Lのザックであれば上記いずれのプランにも対応できるでしょう。

ちなみにザックのサイズを選ぶに当たり、「大は小を兼ねる」という考え方は必ずしも適切とはいえません。

容量が大きいと、つい不要な荷物まで詰め込んでしまうからです。

プランの内容とサック容量の制限を考えつつ荷物を取捨選択していく悩ましいプロセスは贅沢な楽しみの1つですし、合理性や戦略性という点でも目的に応じて最適なサイズ選びをするのが望ましいでしょう。

ザックの正しい使い方

ザックは適切に使用することで真価を発揮します。正しい使い方をしないことには、登山用といえども大型のリュックと変わりません。

まずはパッキングの要領を押さえましょう。ポイントとしては、重量のあるものや、形のはっきりしたものを体に近い位置に配置するようにするとよいでしょう。

背中を利用して荷物が支えやすくなるため、結果としてザックが安定します。

何度かパッキングを繰り返し、ザックのどの位置に何を詰めるかを定型化・パターン化させると、出し入れ共に運用が楽になるでしょう。

パッキングを終えたら、サイドやフロントのストラップをきっちり締めてザックを背負いましょう。この際の注意点はゆるみをなくすことです。

ゆるみがあると道中で藪や木の枝に引っかかることもありますし、ザックが安定しないので疲労や負担が増すことになります。

なお、ザックへの荷物の外付けは控え目にし、最低限に留めるのが原則です。外に付けた道具はちょっとした衝撃で落下したり、藪や木の枝などの突起物に引っかかったりといった可能性が高く、むしろ不安要素を抱えることになります。

特に飲み物を取り出しやすくするためにはショルダーベルトにドリンクホルダを取り付けるか、もしくはハイドレーションシステムを装備するという選択肢もあるでしょう。

まとめ

改めてザックに注目すると、シンプルでいてとても奥深いアイテムであることがわかります。

登山上級者への道は、ザックを正しく使うことから始まるといっても過言ではないでしょう。

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