登山・山歩き

登山初心者向けの山は?気軽に登れる行きつけの山を持とう

更新日:

今回は、知識やテクニック、思考法といった内容ではなく、行きつけの山を持とうというお話です。

酒好きであれば大半の人が行きつけの店の1つや2つを持っているはずです。

それと同じように、思い立ったらすぐ気軽に立ち寄れるような、いわゆるホームグラウンドというべき山を見つけるのです。

これを踏まえ、行きつけの山ならではの楽しみ方をいくつかご紹介します。

どのような条件の山がよいか

まずは、行きつけの山にするべき対象を考えましょう。「行きつけ」というくらいなので、あまり遠方の山はオススメできません。移動だけで疲れてしまってはコンセプトが破綻します。

日帰り可能なのはもちろんとして、目安としては片道2時間圏内のロケーションが望ましいでしょう。

また単に所要時間の問題だけでなく、アクセスの良し悪しも重要です。

乗り換えはできるだけ少ない方が望ましく、多少距離があっても乗り換え無しの便であったり、座席で十分仮眠を取れたりするようであれば、そちらを優先してもよいでしょう。

マイカー利用の場合も経路がシンプルで、料金所など足止めのポイントが少ないロケーションがベストです。

難易度も重要です。身の丈に合っていない山はリラックスするどころか、緊張や苦痛をもたらすことでしょう。

もちろん、険しい山でもよほど気に入った場合は、繰り返し挑むことよってやがて自分のテリトリーにするという満足感を得ることができます。中上級者であればこちらも選択肢に入れてもよいでしょう。

四季の変化を楽しもう

行きつけの山の大きな醍醐味といえるのが、四季の変化です。

写真撮影の技法に「定点撮影」というものがありますが、これと同様に、ひとつのロケーションでも四季折々の表情を楽しむことができます。

回数を重ねていくと「去年の冬はこんな時だった」「三年前の夏はこんなことがあった」など、その季節の情景とともに年単位の思い出が生まれていくのも味わいがあります。

また、季節によって山の見どころは変わるものです。シーズンごとに見頃の植物があり、天候の変化や作用があります。

先の記事で述べたように、四季の概念は日本独特の文化です。

四季が反映される山の景観は世界的にも非常に珍しいもので、身近にそんな行きつけの山があるということは非常に贅沢な財産であると考えるべきでしょう。

何度も通うからこそ、発見もある

登山愛好家でも、短期間に同じ山を繰り返し登ることはあまりありません。

全国の山を制覇した達人クラスは例外としても、多くの登山家は未体験の山を中心に巡るでしょう。

そして登山のメインディッシュはやはり登頂であり、どうしてもゴールを目指すことに神経を集中させがちです。

その過程において、景色や眺望を存分に楽しむだけの余裕を持った人はある程度の経験を積んだ中上級者でしょう。

まして脇道の木々や、足元の草花にまで目が届くかといえば非常に困難なはずです。

しかし、行きつけの山を歩く場合、登頂そのものをゴールとしなくてもよいというスタンスに切り替わります。もちろん山頂の景色や空気は素晴らしいものでしょう。

しかし、ホームグラウンドでリラックスしたり、気分転換を図るというようなコンセプトであれば、もっと気楽に時間を使うことができるでしょう。

このように心の余裕がある時にこそ、通常の登山の過程では目が届かないような植物の魅力や、雄大な自然の眺望を堪能することができるでしょう。

そして何度か通っているうちに、細かな変化にも目が届くようになるはずです。四季の変化はもちろんですが、それ以外にも些細な変化は常に起こっているのです。

そんなところに気づく感性を養えるのも、行きつけの山の魅力といえるでしょう。

まとめ

行きつけ先になった山は、やがて生活の一部になり得ます。ちょっとした気分転換や運動、デートにも使えるでしょう。

仮にしばらく登山から遠ざかったとしても、いずれ登山を再開する時にはブランクを埋める心強い味方になってくれるはずです。正に山は逃げないというわけです。

いい大人になったら行きつけの店を持て、とは若い頃によくいわれるものです。

登山においても近いものがあり、気軽に立ち寄れる山が身近にあるというだけで人生はずっと豊かになるでしょう。

-登山・山歩き
-

Copyright© SOLORE[ソロレ] , 2020 All Rights Reserved.