登山・山歩き

登山でのカメラ持ち運びにおすすめのバッグは?シーン・目的別に機能性アイテムを解説

登山でのカメラ持ち運びにおすすめのバッグは?シーン・目的別に機能性アイテムを解説

登山中に目の前に現れる美しい景色の数々…。「できればすべて写真におさめたい!」と考える方も少なくないはずですが、登山をしながらカメラを安全に持ち運びするのは至難の業。

そこで今回の記事では、おすすめのカメラバッグ・カメラポーチをご紹介します。

アウトドアでカメラを使用するなら、邪魔にならず、取り出しが面倒でないカメラバッグが必需品です。

カメラの持ち運び方法に不安を抱えているなら、お気に入りのアイテムを見つけて山行を満喫しましょう。

登山でカメラを持ち運びたい!壊さないように携帯するにはどうする?

登山でカメラを持ち運びたい!壊さないように携帯するにはどうする?

険しい道を行く登山で、大切なカメラを持ち運ぶのはとても気を遣うことでしょう。

少し岩肌にあたっただけで、カメラが傷ついたり壊れたりすることも…。登山でカメラを安全に持ち運びするには、カメラの種類ごとに次のような方法がおすすめです。

コンパクトデジタルカメラの場合

小さなデジカメを持ち運びするなら、小さめのショルダーバッグやポーチに収納しましょう。

手軽にさっと取り出せる位置に装着すれば、いつでもカメラを取り出せます。体にフィットするタイプの製品であれば、障害物などにぶつかる可能性も低くなるはずです。

中型一眼レフ・ミラーレスカメラの場合

ミラーレスや一眼レフカメラなど、中型から大型のカメラを登山で持ち運ぶなら、専用のショルダーバッグやホルスター、カメラバッグなどを用いるのが一般的です。

バッグスタイルは取り出しが少々面倒ですが、緩衝材で大切なカメラをしっかりと保護してくれます。

登山でのカメラ持ち運びは機能性がポイント

登山でのカメラ持ち運びは機能性がポイント

登山でカメラを携行する方法はさまざまですが、いずれの場合も機能性を重視して選ぶことが大切。

  • カメラが壊れないよう衝撃吸収性に優れている
  • 登山のシーンにも耐えられる耐久性・防塵性がある
  • 急な悪天候にも対応できる防水性が備わっている
  • 冬山の低温でも持ち運びできるよう耐低温性がある
  • すぐに取り出して撮影に移れる

登山では以上のような機能性が必要だと考えられます。山は日常の環境とは違い、土埃が舞っていたり、急に雨が降り出したりと気象条件が過酷です。

カメラをしっかりと守れるよう、機能性や素材をよくチェックしてからバッグやポーチを選んでください。

登山でのカメラの持ち運びに!おすすめのポーチ&バックをシーン別に厳選

登山でのカメラの持ち運びに!おすすめのポーチ&バックをシーン別に厳選

それでは、登山でのカメラの持ち運びに重宝する、おすすめのポーチとバッグをシーン別にご紹介していきます。

持ち運び方法に求めるものは人により違うでしょうから、ご自身の目的に近い項目を参考にしてバッグやポーチを選びましょう。

携帯性バツグン!登山用ザックに取り付けられる小型のデジカメ用ポーチ

まずは、登山にコンパクトデジカメを持っていきたいという方に向けて、おすすめのデジカメ用ポーチをご紹介します。

ザックに取り付けたり腰からぶらさげたりすれば、シャッターチャンスを逃しません。

【ミレー】ヴァリエポーチ

ミレーの「ヴァリエポーチ」は、キーフック・ベルトスリーブ・取り付け用ループが付属している3wayポーチ。

前面についたジッパーポケットとインナーメッシュポケットで、小物を区別しながら収納できます。カメラポーチとしてだけではなく、小物収納用のザック後付ポーチとしても利用可能です。

【コールマン】カメラポーチ1

アウトドアブランドとして有名なコールマンの「カメラポーチ1」は2ポケット式。スマートフォンとデジカメを同時に持ち運べます。

ベルトを使用すればザックのベルトに装着可能で、付属のカラビナを使用すれば腰から下げることも可能。手のひらサイズとコンパクトで、重量は約90gと邪魔になりません。

ザックの中にカメラを収納!登山用ザックとしても使える汎用性の高いカメラバッグ

それでは次に、ザックの中に収納してカメラをしっかりと保護したいという方に向けて、おすすめのカメラバッグをご紹介します。

登山用ザックとしても使えるモデルを厳選したので、荷物の少ない日帰り登山であればザックひとつで荷物もカメラも持ち運べるかもしれません。

【ミレー×ニコン】アイガーグレッチャー 33

登山用品メーカーとして人気のミレーと、カメラメーカーとしておなじみのニコンがタッグを組んで開発したモデル。

収納容量は33Lと登山用としては十分で、1気室・2気室どちらにも変更できるクッション付きのメインコンパートメントにカメラをスペースが用意されています。

間仕切りつきでカメラとレンズ、その他必要なものを区別して収納可能。サイトポケットには三脚も入り、収納力は抜群です。

【バートン】エフストップ 28L カメラバックパック

スノーボードブランドであるバートンから販売されているカメラバック。実際にプロが使用していることもあり、雪山登山にも耐えられる機能性の高さを誇ります。

ウエストベルトや両サイドのボトルポケットつきなど登山用ザックとしても便利に使える仕様となっており、パッドつきのコンパートメントはカスタマイズ可能。

冬山でカメラを持ち運びたいという方におすすめです。

雨や雪の日も安心!防水機能搭載のおすすめカメラバッグ

次は、防水機能を搭載したカメラバッグを見ていきましょう。

山の天気はいつ変わるか予想ができません。突然の雨でも、防水機能付きのバッグなら水分からガードしてもらえて安心感が高まります。

【アクアパック】ミディアム

全体に3ロールシールによる特殊加工で、完全防水構造になっている頼もしいカメラバッグです。

もし川などに落下しても浮く上に、防塵性もあるのでさまざまなシーンに対応します。

バッグの内側には緩衝材が内蔵されているので耐衝撃性もあり、「大切なカメラを傷つけずに守る」という用途には不足がありません。

【モンベル】オールウェザーカメラケース

登山用品メーカーとして有名なモンベルのカメラバッグである「オールウェザーカメラケース」は、防水性と耐久性に特に優れていて丈夫であることが最大の特徴。ウェルダー加工により浸水を強力に防ぎます。

中型一眼レフカメラ用のケースで、Mサイズは小型レンズに、Lサイズは通常サイズのレンズに対応。

ふた部分は透明でカメラの液晶画面が確認できるなど、使いやすさにも工夫が施されたモデルです。

過酷な登山にも耐えられる!耐衝撃性能が高いカメラバッグ

山の中には岩肌が露出していたり、クライミングが必要であったり…と、過酷な登山を強いられるケースも少なくありません。

そこでご紹介するのが、耐衝撃性能が高いカメラバッグ。多少岩に触れても、しっかりとカメラを保護しながら持ち運びできます。

【ロープロ】フォトアクティブ

「フォトアクティブ」は屋外撮影のカメラマンのために開発された、ロープロの本格派カメラバッグなので登山のシーンでも耐えられます。

内側はクッションで覆われていて、ふんわりとカメラを包み込んでくれる仕様です。

リュックサックタイプですが、両側から収納部にアクセスできる開口部がついているので、バッグを降ろさなくてもカメラを取り出せます。

16Lと小容量なので、登山用ザックとの兼用は難しいですが、撮影目的の日帰り登山に便利です。

【ノースフェイス】MLカメラバッグ

保護パッドつきで、登山でもレンズをつけたまま安全にカメラを持ち運びできる、ノースフェイスの登山用カメラバッグ。
ショルダータイプですが、ウエストベルトが付属しておりバッグが揺れてしまうこともありません。

内部にはメモリーカードなどを収納できる小型ポケットつきで使い勝手も申し分ありません。底面には防護材入で、一時的であれば縦置きにも耐えられます。

シャッターチャンスを逃さない!ザックのショルダーに装着するカメラホルスター

カメラをバッグの中に収納すると、せっかくのシャッターチャンスを逃しかねません。

そこでご紹介するのが、ザックのショルダーベルトに装着する「カメラホルスター」というタイプのアイテム。

クッションなどでカメラを保護することはできませんが、すぐに取り出せるようカメラを持ち運びたいという登山者の方に最適です。

【ピークデザイン】キャプチャー

まずはカメラホルスターとして人気の高い「キャプチャー」という商品。カメラを挟めるクリップをショルダーベルトに挟み込むようにして装着します。

カメラの取り外しは、クリップについている赤いボタンを押すだけ。耐重量は90kgとなっており、カメラの重さを気にする必要もありません。

別売りでクリップから体を守るパッドも販売されているので、動きの激しい登山でも快適にカメラを持ち運びできます。

【コットンキャリア】ストラップショット

登山用ザックやショルダーストラップ、ベルトなどにカメラを装着できるアイテムです。

一眼レフカメラから小型の機材まで、さまざまなアイテムを装着し持ち運べるようになっています。

また、カメラ自体の重量をバッグに対して分散させられるので、装着により体の痛みも軽減可能。コンパクトで登山中の違和感を与えることもありません。

【ビーグリップ】UNO

付属の針金をショルダーベルトやベルトにひっかけて、カメラを携帯できるホルスターです。

一般的な三脚ネジ穴がついているカメラであればほとんどの製品に対応しており、5kg以内であれば小型一眼レフだけでなく、コンパクトデジタルカメラにも使用できます。

脱着はレバー式ですが、ショルダーベルトの顔の付近に装着すれば、取り外さずに撮影することもできるでしょう。

登山でカメラストラップ・ショルダーストラップを使いたい方への便利グッズ

登山用ザックやベルトへの装着、バッグへの収納ではなく、カメラストラップやショルダーストラップ、ハーネスを使ってカメラを持ち運びしたいという方もいるはずです。

そのような方に向けて発売されている便利グッズがあるので、ストラップ派の方もグッズをフル活用すればさらに快適に持ち運べます。

【ハクバ】くびの負担がZEROフック ブラック

「くびの負担がZEROフック」は、首にかけるカメラストラップによる負担を軽減させるためのアイテムです。

首の後ろ部分にあたるザックにプラスチック製のフックをとりつければ、首ではなくフックにカメラストラップを固定できるようになるというアイデアグッズ。

ストラップを使うとカメラの重量は首にかかりますが、ザックに下げられるようになれば首に負担がかかることなく、今まで通りの感覚でカメラを持ち運べます。

【GROW】SNAPJOINT SET

「SNAPJOINT SET」とは、スナップカバー・スナップフック・スナップジョイントの3つの付属品で構成された、瞬時にカメラストラップからカメラを取り外せるアイテムです。

ストラップでカメラを持ち運びしても、シャッターチャンスに撮影できなければ意味がありません。

しかし「SNAPJOINT SET」を使えば、シャッターチャンスが訪れたときにすぐにカメラを解放でき、スムーズに撮影することができるようになります。

登山で絶景を撮影するためにあると便利なカメラ関連の持ち物は?

登山で絶景を撮影するためにあると便利なカメラ関連の持ち物は?

登山でカメラを持ち運びするための方法とグッズをご紹介してきましたが、美しい風景をそのまま切り取るためには、カメラ関連の持ち物が欠かせません。

そこで、カメラと一緒に必ず携帯したい、記録用のアイテムについて見ていきましょう。

ミニ三脚

通常の三脚を持ち運ぶのは大変かもしれませんが、絶景を残すのであればミニ三脚は持ち運びたいところです。

ミニ三脚であれば軽量・コンパクトで、カメラと一緒に登山で持ち運びしても負担になりません。長時間の露光などの用途であれば、ミニ三脚は必須アイテムです。

ブロアー&レンズペン

山ではレンズに埃や砂などがつきがちです。レンズに傷をつけず美しい写真を撮影するために欠かせないのが、ブロアーとレンズペンです。

ブロアーがあれば空気でレンズについた砂埃を飛ばせ、さらにレンズペンでお手入れをすることも可能。

過酷な環境である山だからこそ、お手入れグッズはしっかりと持っていきたいものです。

予備バッテリー

予備バッテリーも欠かせません。登山でカメラを持ち運びしても、バッテリーが切れてしまっては撮影ができません。

泊りがけなど長時間の登山になる予定であれば、バッテリーが切れることも考慮し、交換用の予備バッテリーを用意しておきましょう。

レンズフィルター

レンズフィルターは、美しく撮影するための便利グッズとして携帯したいもの。山の上では日差しが強く、水面などをそのままの美しさで撮影することが難しいことも少なくありません。

そこで変更作用や光量減少作用のあるレンズフィルターを使えば、強すぎる日差しの下でも美しい写真が残せます。水場の撮影を予定しているなら、用意しておきたいアイテムです。

登山でのカメラの持ち運び・保護には使い勝手の良い専用バッグを

登山でのカメラの持ち運び・保護には使い勝手の良い専用バッグを

登山に大切なカメラを持っていくのは不安があるでしょうが、専用バッグを用意すれば行動中にふいに当ててしまってもカメラが壊れる可能性を軽減できます。

トレッキングでの歩行中はもちろん、普段使いにも重宝するでしょう。

ただし、カメラバッグ・ポーチに求める性能は人それぞれ。カメラを使用するシーンや登山をする目的の山の環境などを考えて選ぶことが大切です。

今回の記事でご紹介したシーン別のおすすめカメラバッグを参考にして、ご自身にぴったりの相棒を見つけてください。

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