登山・山歩き

【登山タイツ】脚の疲労に効果ある?機能と防寒でチェックする失敗しないタイツの選び方

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登山をしている人は必ずと言っていいほど「タイツ」を履いていますよね。

普通のタイツは防寒用ですが、実は登山用のタイツには、登山を快適にするための大切な役割があるためです。

そこで今回は、登山用タイツの効果や選び方、おすすめのタイツなどをご紹介します。

「登山用タイツも買うべき?」と疑問に思っている初心者の方はもちろん、「タイツについて詳しく知りたい」という登山経験者の方まで、参考にしてこれからの登山に役立ててください。

登山用タイツの種類ごとの機能性と効果

まず登山用のタイツには3種類あり、目的にあわせて種類を選ぶ必要があります。

選び方やおすすめのタイツをチェックする前に、ご自身がどのタイツを着用するべきなのか知っておきましょう。

登山タイツの種類

コンプレッションタイツの機能性と効果

「コンプレッションタイツ」の効果は、むくみ予防、疲労の軽減と回復、リラックス作用の3つです。体液の流れを良くして、脚を疲れにくくしてくれます。

コンプレッションタイツは段階着圧機能がついており、太ももからふくらはぎ、足首にかけて、少しずつ締め付けが強くなるように作られています。

この着圧機能によって、血液が心臓に戻ろうとする力をサポートするタイツです。

サポートタイツの機能性と効果

「サポートタイツ」は関節や筋肉の動きをサポートし、脚を動かしやすくする効果が期待できます。

また、膝や腰の負担を軽減させることで、怪我を予防することも効果のひとつです。

サポートタイツを履くと、筋肉や関節にテーピングをしたときと同じ効果が与えられて体を保護してくれるため、登山行動中も下半身が楽だと感じられるはずです。

ただし、締め付けがきついため着脱が難しいというデメリットもあります。

ハイブリッド型の機能性と効果

「ハイブリッド型」は新しく登場したタイプで、コンプレッションタイツとサポートタイツの両方の効果を兼ね備えています。

つまり、段階着圧機能とテーピング機能の両方を搭載した機能性の高いタイツです。

しかし、他のタイプと比べて少し価格が高めとなっているため、初心者の方は購入しにくいと感じられるかもしれません。少しでも良いものを選びたいという方におすすめです。

失敗しない登山用タイツの選び方

登山用タイツの種類を確認したところで、タイツ選びで失敗しないように、選び方のポイントを解説します。

ご紹介する5つのチェックポイントを満たせば、機能性の高い、自分にあった登山用タイツが見つかります。

登山用タイツの選び方

きついサイズを避けるために必ず試着!

締め付けがきつい登山用タイツは、必ず試着して選ぶようにしてください。

緩いタイツやきついタイツでは違和感があるだけでなく、本来のサポート効果を十分に得ることができなくなります。

登山用タイツはネット通販でも購入できますが、メーカーによってサイズの基準は違います。

すでにぴったりサイズのものを持っていたとしても、違うメーカーの製品を買うときには、店頭で試着してサイズを確認しましょう。

夏用なら通気性・速乾性の高いものを選ぼう

夏用のタイツで重視するべきポイントは、通気性が良く、速乾性があることです。

通気性が悪いタイツは行動中の汗で肌が濡れてベタつきますし、蒸れてさらに汗をかきやすい環境を作り出します。

もちろん、汗をかいたときに肌を素早く乾かしてくれる、吸汗性の良さも欠かせません。

メッシュ素材で作られているものは通気性が良いのでおすすめです。ドライ機能など乾きやすい工夫が施されているものを選んでください。

冬用なら保温性・防寒性の高いものを選ぼう

冬用のタイツでは、山の寒さにも耐えられるように、保温性が高く防寒に優れているものを選びましょう。

メイン素材に保温性があるものや、裏起毛素材を使っているものなどがおすすめです。

ただし、冬用のタイツでも速乾性が高いことは欠かせません。

冬でも登山行動中は汗をかきますし、乾きにくい素材だと濡れたタイツが体温を奪い、低体温症になる危険性が高まるためです。

機能性の高さやサポート機能を重視しよう

着圧機能やサポート機能が充実していると、圧倒的に登山が快適になります。

各登山ウェアメーカーからサポート性の高いタイツが販売されているので、これらの機能を重視することもポイントのひとつです。

タイツの種類特有の機能性だけではなく、紫外線カット機能、制菌防臭効果などを兼ね備えているタイツもあります。

もちろん、ストレッチ性が高く動きやすいことも重要なポイントです。

ポリエステル製のものを選ぶ

タイツを選ぶときには素材にも注目するべきです。ポリエステル製のタイツであれば、吸汗性・速乾性に優れているので汗を効率的に吸い取って乾かしてくれます。

ナイロン製タイツは着心地が良くて乾きやすいですが、ナイロンは吸湿性が低い素材なのでポリエステルの方がおすすめです。

機能性バツグン!登山用タイツのおすすめモデルはコレ!

登山用タイツの選び方がわかったところで、高い機能性を誇るおすすめのタイツをご紹介します。

夏用と冬用にわけて、メンズとレディースで1つずつピックアップしました。

おすすめのタイツ

夏の登山で人気のタイツ

【メンズ】モンベル ジオライン M.W. タイツ

「ジオライン M.W. タイツ」は保温性と吸水拡散性を両立させた、機能性の高いスポーツ用のタイツです。

大人気の「機能性素材ジオライン」を採用し、温かい空気を溜め込む三層構造と遠赤効果で保温し、吸い取った汗を拡散させて素早く乾かすことで優れた速乾性を実現させています。

制菌効果で汗のニオイも気にならず、ストレッチ性も抜群です。中厚手で一年を通して使え、ロングとニーロングの2種類の丈から選べるので、初めて登山用タイツを購入するという方におすすめします。

【レディース】モンベル サポーテックライトタイツ

モンベルの「サポーテックライトタイツ」は、トレッキングや登山のために開発されたタイツです。

段階着圧機能によって脚を疲れにくくさせるとともに、足首の縫い目の位置を工夫することで締めつけ感を軽減させています。

裏には吸水加工が施されており、行動中の大量の汗を素早く吸い取ります。風通しの良い素材を採用したことで通気性も抜群です。

紫外線を90%以上カットしてくれるため、日焼けが気になる女性に適しています。

冬の登山で人気のタイツ

【メンズ】モンベル US スーパーメリノウール EXP. タイツ

「US スーパーメリノウール EXP. タイツ」は、モンベルのタイツの中でも最も厚手で、保温性に優れていることが特徴です。

さらに、使用されている「スーパーメリノウール」は、他の素材を凌駕する高い発熱性を誇り、長時間に渡って暖かさを持続させます。

静電気が起きにくいカーポン繊維を使用したことによって、冬場でも静電気の不快感がありません。ご自宅の洗濯機で洗えるので、汚れを気にすることなく行動できます。

【レディース】モンベル ジオライン EXP. タイツ

「ジオライン EXP. タイツ」は、山頂の極寒の環境でも耐えられる保温性を備えたタイツです。

放射熱と遠赤効果で体を暖かくして、空気を含むマイクロファイバーと三層構造によって暖かさを逃さず蓄えます。

冬は重ね着するため汗をかきやすいですが、汗を拡散させる繊維を採用しているため、冬でも汗を素早く乾かしてくれます。

このシリーズにも静電気を防ぐカーボン繊維が使用されており快適です。

登山でタイツを履くことにはデメリットも

登山用タイツの機能性や効果などのメリットをご紹介しましたが、登山でタイツを履くことにはデメリットも存在します。

実際に登山で使用して「失敗した」と感じないように、デメリットも把握しておきましょう。

登山用タイツのデメリット

使い方を間違えると効果が発揮されない

登山用タイツにはさまざまな効果がありますが、使い方を間違えると効果を得られなくなります。

その部位に対して効果が発揮されるように設計されており、脚の部位とタイツの場所をあわせて履く必要があるためです。

例えば、膝にくるべき場所を太ももにあわせていると、段階着圧機能やサポート機能は得られません。場合によっては、反対に脚を動かしにくくなってしまうこともあります。

着圧によって体調不良になることも

段階着圧機能に慣れていない方や高血圧の方の場合、着圧によって体調不良に陥る危険性があります。

締め付けの強い登山用タイツは血流障害を起こす可能性があるため、初めて着用するときには、自宅でためし履きをしてみると安心です。

着圧による体調不良を避けるためにも、登山用タイツは自分のサイズにピッタリのものを選ぶようにしてください。高血圧の方は医師に相談した上で着用しましょう。

きついので着脱に時間がかかる

締め付けの強い登山用タイツは、着脱するのが大変です。特に女性の方であれば、お手洗いに行くたびに着脱しなければいけないので、時間がかかって面倒だと感じられることもあります。

また、登山中の着脱で慌てて履こうとして、爪に引っ掛けてしまうケースもあるので注意しましょう。

破れた登山用タイツは本来の機能を果たさなくなってしまいます。

登山でタイツは本当に必要?

登山でタイツは必要なのかと言えば、必ずしも必要ではありません。他の登山ウェアと比較すれば、必要性の低いアイテムです。

登山用タイツの必要性は、その人の体の状態や登山計画、挑戦する山の険しさなどによります。

疲労・むくみ軽減や筋肉・関節のサポートなどの機能を果たしますが、ご紹介したようにデメリットも持つのが登山用タイツです。

もしあなたが体力の少ないタイプで、登山中に脚や関節がつらいと感じる場合には、取り入れてみる価値はあります。

ただし、体力が充実しているタイプで、登山をしても特に疲労を感じないようであれば、登山用タイツは履かなくても良いと考えられます。

まずはユニクロの安いタイツで試してみるのもおすすめ

登山用タイツの必要性がわからないという場合は、まず、ユニクロの安いタイツで試してみることをおすすめします。登山におすすめできるユニクロのタイツは「エアリズム」シリーズです。

エアリズムは一般的な登山用タイツよりも着圧が弱いため、初めて着圧機能に挑戦する方でも履きやすいというメリットがあります。

ストレッチ性があって動きやすく、ドライ機能によって速乾性に優れているので、夏の登山に最適です。しかし冬の登山では防寒性に不安が残ります。

【Q&A】登山用タイツに関する気になる疑問に答えます!

登山用タイツは必ずしも必要なものではないので、疑問を持ちながら着用している方もいるようです。そこで、登山用タイツに関して気になる3つの疑問に答えます。

初心者の方も、現在活用している方も、ぜひ参考にしてください。

気になる疑問

タイツ+ショートパンツで虫刺されの心配は?

タイツの上にショートパンツを組み合わせている方は多いですが、長時間の登山や険しい山道であればおすすめできません。やはりタイツだけの部分は蚊に刺されたり、山蛭に吸血されたりする可能性があります。

万全を期すのであれば、タイツの上に薄手でロング丈のトレッキングパンツを履くか、タイツなしでロング丈のパンツを履くことがおすすめです。

安い普通のタイツではダメ?

標高の低い山に登るときや夏場の登山、ハイキングであれば、安い普通のタイツでも構いません。

ただし、吸水性・速乾性のあるタイツに限ります。保温性とおしゃれさのみを考えて作られた普通のタイツは、汗を吸収せず、乾きにくい素材のものも多いので注意しましょう。

秋から冬にかけての登山や、富士登山のように本格的な登山では、可能な限り保温性の高い専用タイツを着用するべきです。

登山ウェア専門メーカーからもおしゃれなタイツは販売されているので、探してみてください。

タイツの上から靴下も履いたほうがいい?

登山用のタイツはレギンスタイプになっていて、足首までしか生地がありません。

軽登山やハイキングの場合は登山用タイツにくるぶし丈ソックスという方もいますが、本格的な登山をするのであれば、登山用の靴下を着用しましょう。

足首の部分が空いていると虫刺されや怪我の危険性が高まります。

また、登山用靴下には足の蒸れを防ぎ、足を寒さから守る役割があるため快適な登山には必需品です。

まとめ

登山用タイツの機能や効果、必要性などをご紹介しましたが、タイツは登山を快適にしてくれるアイテムのひとつです。

必ず必要なものではありませんが、本格的な登山に挑戦するのであれば、夏用・冬用をそれぞれ用意しておけば便利に活用できます。

初めてタイツを着用するという方なら、ユニクロなどの安いタイツで試すのも良いですが、機能性を重視するのであればご紹介したモンベルの登山用タイツがおすすめです。

脚が疲れにくく、登山の快適性がアップしますよ。

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